二男、加藤清正

「歿後400年 加藤清正の時代」で、清正を清忠の二男とする系図を載せた「金城温古録」が展示されていたが、清正が二男であることは「清正記」の時点ですでに書かれている。しかし長男は何者なのか、「清正記」は触れていない(「一女、二男、…」のように書く史料もあるので、兄なのか姉なのか厳密には確定できないが)。『尾張群書系図部集』は清正の兄や弟の書かれた系図を紹介しているが、もちろん眉唾ものである。